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2月 2018

  • 大事なことは学校では教えない

    どこかで聞いたようなフレーズですが、その通りです。一途な教育理念で進み続けた日本の学校は、世界の大きな変化にも関わらず、どこへともなく向かっています。

    中学生あたりであれば「世の中への関心」と「自分の考え」をしっかり持つ訓練がなによりも必要です。そして、徳川家康よりも「今の世界」をきちんと理解してほしいと思います。

    例えばこんな記事(WIRED掲載)を読んで、ここに出てくるキーワードをつなげて、次のような質問に答えられますか?
    1)ギグエコノミーとは
    2)何が問題なのか
    3)その解決策はあるのか

    「グローバル、インターネット、デジタル社会」といったテーマが入っていて、いかにも有力私立高校の入試~長文読解に出てきそうな内容ですが、「ギグエコノミー」「非正規労働市場」「新興経済国」といったことを多少なりとも分かっていれば、文脈のつながりで理解できます。

    こうしたことを学校に話すと、国語でやるのか、社会でやるのか、総合ナントカでやるのかといったセクションの議論に潜り込みますが、そんなことは子ども(ユーザー)にとってはどうでもいいことです。

    ストレートに言うと、今の学校には論理の組立てと世の中の仕組み、今世界で起きている様々な問題をしっかり教わる場面がありません。それ以外のことは後回しでも大丈夫です。

    骨董品のような国語、数学、理科、社会は、最早いりません。英語はあんなにやってコレッキャできない「世紀の大失敗」なので外部委託にしたほうがいいです。

    学校という人材育成プラットフォームにまだ期待を抱くのか、見切りをつけるのか。カシコいご家庭は今そこに立っています。

  • もっとフルスイングを

    1980年代に巨人で活躍した元大リーガー、クロマティのインタビューを読んで確信しました。日本はあまりに「組織立ちすぎている」ということ。これが社会と人材の活力を押さえつけています。

    小さい頃は学校や家庭でことあるごとに「どうしてみんなと同じにできないの」と言われ、受験や就職では「過去問だらけの必勝法」。

    「君のやる気とアイデアで会社を変えてほしい」と期待されて入ったはずの企業でも「勝手なことをするな」と言われ、マニュアル漬けの仕事と人材育成。

    すべてにおいて組織が優先する社会。「体制維持と守りのDNA」が強すぎる日本には、創造力やオリジナリティを求められる場面はあまりありません。考えることや努力すること自体がムダ(成功の阻害要因)になってきます。

    エムシーキッズは、子どもたちが周囲の顔色や予定調和を気にせず、伸び伸びと自分を表現できる学習環境を約束します。そしてコンピュータサイエンスを幹にした学びとキャリアで、個性を社会に役立てるお手伝いをしていきます。

    日本の野球はあまりに組織立ちすぎている(Full-Count記事)
    <クロマティの見た日本の野球>
    「日本の野球はワンパターンと言ってもいいかもしれません。日本の野球はずっと同じで、サプライズというものが欠けています。言うなれば、全てが予想可能なのです。先頭打者がヒットを打てば、次の打者はバントする。」

    「驚きという要素、本能と呼ぶべきものが足りません。ベースボールと野球はリズムが違いますね。依然としてあまりに組織立っているというか。ですから、私は選手の自己表現をもっと見たいと思っています。」

  • 自信のない若者

    世界の主要国を比較したちょっと前のデータです(対象は13-29歳の若者)。日本人は謙虚な国民だとは思っていましたが、これはもう謙虚を通り越しています。「自分に満足している人」はわずか7.5%、「自分に長所がある人」は15.2%。

    どうしてここまで日本の若者は自分に自信がないのでしょうか。

    「長所や得意がない」「欠点が多い」「痛い失敗体験」といったストレートな理由、国民性や文化による強気(Overestimate)と弱気(Underestimate)など、いろいろな要因が考えられます。

    一つの見方ですが、もし「社会が過度な画一性を求め」その結果「個人の自由と自己肯定意識が低下している」ことが原因になっているとしたら、それはとても気になります。

    日本は長い歴史の中で「単一民族、単一言語、単一国家のハイコンテクスト社会」を作り上げてきました。そしてそこでは「異質は排除する」「期待される自分になる」ことが大切な行動原理となってきました。

    しかしこの副作用として「多様性に対する臆病なまでの警戒心」が身についてしまっています。また学校や企業を通じた人材育成では「高品質の規格品=ミスが少ない人材」の量産には成功したものの、次期モデルへの転換(高度人材の育成とボリューム層人材のデジタルスキル化)は手つかずの状態です。

    失敗しないことばかり考えている企業、先生の教えたこと以外は〇にならない学校。尊い失敗や独創的なアイデアもその多くは、なんらかの理由をつけて切り捨てられます。どんどん保守化していく日本にあって、世界的なダイバーシティの潮流をどう受け入れていくか。

    「若者の自信のなさ」は大きな変革局面における「板挟み状態」の危険シグナルです。そしてSTEMはジレンマを脱する有力な解法と言えます。
    <参照データ>2014内閣府「若者の意識調査」