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自信のない若者

世界の主要国を比較したちょっと前のデータです(対象は13-29歳の若者)。日本人は謙虚な国民だとは思っていましたが、これはもう謙虚を通り越しています。「自分に満足している人」はわずか7.5%、「自分に長所がある人」は15.2%。

どうしてここまで日本の若者は自分に自信がないのでしょうか。

「長所や得意がない」「欠点が多い」「痛い失敗体験」といったストレートな理由、国民性や文化による強気(Overestimate)と弱気(Underestimate)など、いろいろな要因が考えられます。

一つの見方ですが、もし「社会が過度な画一性を求め」その結果「個人の自由と自己肯定意識が低下している」ことが原因になっているとしたら、それはとても気になります。

日本は長い歴史の中で「単一民族、単一言語、単一国家のハイコンテクスト社会」を作り上げてきました。そしてそこでは「異質は排除する」「期待される自分になる」ことが大切な行動原理となってきました。

しかしこの副作用として「多様性に対する臆病なまでの警戒心」が身についてしまっています。また学校や企業を通じた人材育成では「高品質の規格品=ミスが少ない人材」の量産には成功したものの、次期モデルへの転換(高度人材の育成とボリューム層人材のデジタルスキル化)は手つかずの状態です。

失敗しないことばかり考えている企業、先生の教えたこと以外は〇にならない学校。尊い失敗や独創的なアイデアもその多くは、なんらかの理由をつけて切り捨てられます。どんどん保守化していく日本にあって、世界的なダイバーシティの潮流をどう受け入れていくか

「若者の自信のなさ」は大きな変革局面における「板挟み状態」の危険シグナルです。そしてSTEMはジレンマを脱する有力な解法と言えます。
<参照データ>2014内閣府「若者の意識調査」

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