2020年度から小学校でもプログラミングが始まりました。でもプログラミングという学科ができたわけではありません。算数や理科、総合などの授業の中で「プログラミング的な思考力を養う」学びを取り入れる対応になっています。
実際の取組みについては地域に任されており、学校ごとに異なります。東京の私立や一部の進んだ学校はここぞとばかり、新しい学習領域であるコンピュータサイエンスに向けた導入ステップとして力を入れ始めています。
一方で大半の公立校は「なにをどうやったらいいか」考えはじめた程度です。先生自身がプログラミングの必要性を感じていなかったり消極的だったりする地域や学校では、話自体が進んでいないところも少なくありません。
海外のICT先進国はすでに20年先を行っており、世の中でも「これからの人材に必須の知識とスキル」と言われながらも教育現場が本格的に動き出すにはまだ時間がかかりそうです。
子どもの学びが変わります
これからの社会では、コンピュータやインターネットが仕組みとサービスを作っていきます。子どもたちの勉強、塾や習い事も変わっていきます。
学校では対応しきれないプログラミング
2020年度からプログラミングが必修化に。でも限られた授業の中では本当に目指している「発想力」「思考力」「表現力」はどこまで身につくのでしょうか。